(平成18年11月14日一部改正)
(平成19年 6月 8日一部改正)
(目的)
1. 大匠棟梁
大匠棟梁の名称を建築大工の最高位を表す尊称称号として定め、建築大工の社会的・経済的地位、ものづくり社会に対する評価及び後継者の指導育成・技能伝承の増進向上を図ることを目的として創設する。
(申請対象者)
2. (1) 対象技能、経験年数及び年齢
在来工法による木造建築(住宅・社寺・数寄屋等)に15年以上従事し、卓越した技能・知識の保持者で、年齢35歳以上であること。
(2) 技能内容
(1)の木造造物を過去から現在まで5棟以上を設計(板図等の概略設計図を含む)・施工・管理した実績のある者。
(3) 条件
社団法人日本建築技能士会の会員で、地域の信望が厚いこと。
(認定申請)
3. 申請手続き
(1) 認定申請
認定を受けたい者は、別途定める認定申請書に所定事項を記入し、かつ、施工した木造建物の写真(外部写真、内部または一部分でも可)2枚以上を提出する。写真は技能等が判別できるものであれば、新・旧、カラー・白黒を問わない。(2)の認定申請経費35,000円を添えて申請する。
(2) 認定申請経費
認定に係る経費は35,000円とする。不合格の場合は33,000円を返金する。
(認定審査会)
4. 審査と認定証等の交付
(1)審査は、審査委員若干名により構成する認定審査委員会で行なう。
(2)審査は年2回とし、前期は9月30日締切分を、後期は1月31日締切分を審査して、認定日は前期分が11月22日付け、後期分は3月31日付けとする。
(3)認定証の交付は審査合格後、郵送等で交付するほか、毎年開催する通常総会会場で氏名を公表して顕彰する。
(4)認定証の交付後、大工さんセンターにホームページを作成し(初年度の費用は無料)登録して広報する。次年度からの「大匠棟梁」及び「大工さんセンター」運営維持の年会費は1万円とする。
(その他)
5. 特典
(1)インターネットや機関紙・建築情報に「大匠棟梁」認定者の氏名を掲載して広報する。
(2)周年・記念総会の会長表彰(感謝状・表彰状・功労賞表彰状・顕賞表彰状・褒賞表彰状・特別褒賞表彰状)のうち、顕賞・褒賞・特別褒賞3賞の受賞資格の大きな実績・功績として認められること。
(3)国や諸団体への推薦希望の際、推薦順位が他より上位となり、優位になること。
(4)日建技のホームページで「大匠棟梁」の認定者登録名簿を公表して、地位向上をバックアップする。
(5)名刺等に「大匠棟梁」を記載することができ、信用が増大すること。